炎を表現
いくつか方法があるが、そのうちの一つを紹介。ミニチュア「ブリムストーンホラー」を作例にペイントしていくぞ。
ベースカラー塗装
まずは下塗りを兼ねて、ミニチュアに直接ベースカラー「レイスボーン」を塗っていく。白色は下地が出やすいので乾かしてから何度か塗り重ねるといいぞ。
黄色を塗る
ここからは、通常の筆で塗ったバージョンとドライブラシで塗ったバージョンの2パターンで進めていこう。
ドライブラシはカラーを筆にとってからあえてティッシュなどで色を拭き取り、微かに残った状態で筆を往復させて凸部に色をつける技法だ。少しずつ色が付いていくので、グラデーションが付けやすいぞ。
そうしたら、レイヤーカラー「フラッシュギッツ・イエロー」を塗っていこう。どちらも全体的に満遍なく塗るのではなく、中心部や内側の部分は少しベースの白を残すといい。
何故なら、炎は中心部から外側に向かって白→黄色→オレンジ→赤と色が変わっていく。これを再現するためにあえて白を残そう。
▲筆塗り
▲ドライブラシ塗り
オレンジを塗る
次にオレンジ部分を塗っていこう。
こちらも全体的に塗るのではなく、中心は薄く、先端にいくほど濃くなるように重ね塗り。このモデルは顔があるので少し塗ってあるが、普通の炎の表現の場合は中心は塗らない方が良いぞ。
通常筆のほうは、シェイドカラー「フューガン・オレンジ」を使用。
シェイドカラーはドライブラシに向いていないため、レイヤーカラー「トロールスレイヤー・オレンジ」を使用。
▲筆塗り
▲ドライブラシ塗り
赤く塗る
次にレイヤーカラー「イーヴィルサンズ・スカーレット」を、やはり先端ほど赤くなるように塗っていく。中心部にはほとんど塗っていないぞ。この赤の範囲が広いほど、炎の温度は低くなる。超高熱の炎の塊を表現する場合は、白、黄色の部分を大きくしよう。ドライブラシも先端をなるべく多く筆を往復させて色を付けていこう。
▲筆塗り
▲ドライブラシ塗り
先端を黒く塗る
さぁ、これでラスト。
最後にベースカラー「アバドン・ブラック」を本当に先端の部分だけに塗ろう。先ほどの赤で終わってもいいのだが、これをやるとぐっと締まって見えるのでやるのがオススメだ。ただしこれは本当に少しにしよう。あまり黒くすると炎に見えなくなるぞ。これで「シタデルカラーで炎の表現」の完成だ!!
▲筆塗り
▲ドライブラシ塗り
オマケの土台加工
さて炎は完成したが、オマケで土台もそれっぽくしてみよう。テクニカルカラー「モーダント・アース」による溶岩表現だ。溶岩表現についてはこちらを参考にしてくれ!
▲筆塗り
▲ドライブラシ塗り